二人
発表後初めて男友達とドライブに行った。桜が有名な公園であまり咲いてない桜を見て、お茶して、また夜景を見に行った。
その間ずっとくだらないから将来の話まで色々話した。
その日は二回観覧車を見た。そのたびに彼の好きなaikoの「二人」が流れた。帰りにそのことを言うと、彼も同じだった。でも「二人」で描かれる観覧車はさみしい。『一緒に撮った写真の中に夢見る二人は写っていたのね 後ろに立ってる観覧車に本当は乗りたかった…』
aikoの「二人」が頭に流れるのは観覧車だけじゃない。車に乗っている時、時々私は彼の方を向いて話す。運転しているのに彼も時々私のほうを見て話を聞いてくれる。もちのろん目が合う。その時大体流れる。
お茶したりぶらぶらしてる時も目を見て話すがその時はなんとも思わない。助手席に座ってふと目が合った時だけ。
これは2つ理由がある。
一つは歌詞。『目を反らしたら気づかれそうだから』という歌詞が今の状況と被る。
あと『夢中になる前にわかってよかった』夢中になる前にわかったつもりだった。でも、今は夢中になってる気がする。
もう一つは車という環境。本来目があってはいけないのに、目があうとか、距離が近いとか。そういうものが関与してると思う。
また彼との思い出にaikoの曲が加わった。きっと聞くたびに公園から見た観覧車と車内で目が合った時の彼の瞳を思い出す。